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早期脳梗塞 -CTに映る“顔つき”(ASPECT)-

ASPECTS scoreAlberta Stroke Programme Early CT Scoreを知っていますか?・・・管理人は全然知りませんでした(^^ゞ 毎週木曜日に行われている当院研修医の勉強会で教えてもらいました。何といっても、管理人の研修医時代はまだrt-PA静注療法も一般的ではなかったのでNIHSS(NIH Stroke Scale)すら知らずに研修をしていました。それが今じゃ「じゃ、とりあえずNIHSSとっておいて~」みたいに偉そうに言ってます(スミマセン(^_^;))。

 

一般的に脳梗塞の早期診断にはearly CT signが用いられているのは御存じの通りです。例えば以下のような画像。

 

皮質・白質(皮髄)の境界消失、②左シルビウス裂の狭小化、脳溝の狭小化・消失、③左レンズ核の不明瞭化の3つがしっかり現れている典型的な画像です・・・って、自信を持って言えるかというと微妙です。これが、『高血圧の既往がある75歳、突然発症の右片麻痺』だったら悩まないのですが、『特に既往の無い50歳、さっき指先がしびれたけど今は大丈夫』だと・・・ちょっと悩む(~_~;) そんな悩みをちょっとでも解消しようと登場したのが、ASPECT scoreです。

ASPECTS scoreは、中大脳動脈領域の脳梗塞に対して、単純CTのearly CT signを定量化したスコア法です。一側の中大脳動脈領域を代表的2 断面(基底核レベルと放線冠レベル)の10 カ所に分類して、各領域ごとに早期虚血変化の有無を評価し、陽性箇所を減点法で採点するものです。つまり点数が低い方が、梗塞面積が広いことを意味します。early CT signが全くない場合は10点で、MCA全領域にearly CT signが認められた場合は0点になります。このスコアで8点以上が予後良好(7点以下と比べて90日死亡率が0.67倍)で、rt-PAの良い適応と言われています。

この方法は読影者の間でのばらつきが少なく、信頼性が比較的高い評価法とされていますが・・・やっぱり難しい!やっぱり悩む(~_~;) 以下のMELT JAPANのホームページではゲーム感覚でASPECT scoreのトレーニングが出来ます。管理人も頑張ってみます(^^)/

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