Home > ブログ > クリスマス症候群?

クリスマス症候群?

Merry Christmas ♪ 今年はインフルエンザも例年程の勢いはなく、比較的穏やかなクリスマス・・・でもないか(^^ゞ 病気にイベントは関係ないですからね。「今日はクリスマスだから、ちょっと休むか」なんて病気があったら有難いのですが・・・むしろ、「クリスマスは病気になりやすい」って言われているんです。

 

本題に入る前に――クリスマスって何の日だか知っていますか?「イエス・キリストの誕生日!」っていうのは、実は間違いで、正確には「イエス・キリストの降臨を祝う日」なんです。ただ、その降臨した日に関しては諸説(10月1日か2日、9月15日、5月20日など)あり、肝心の新約聖書の中にも記載はなく、正確な日付は不明なんだそうです。じゃあ、何で12月25日がクリスマスなのかというと、もともとヨーロッパの各地で行われていた冬至のお祭りに、キリスト教の二大宗派のカトリックとプロテスタントが乗っかった・・・あんまり事実を書くと、ロマンチック感がなくなるんでこの辺で止めておきます。

 

reihai100730

 

さて、話を医療に戻します。『クリスマス症候群』というものがあるのをご存知ですか?別にサンタみたいに髭が生えてきたり、トナカイみたいに鼻の頭が赤くなったりする“奇病”ではありません(笑)。これは、主に12月24日から年の瀬にかけて小児に多発する、喘息発作や蕁麻疹、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患を指します。いつもは我慢している乳製品を「可哀想だから今日ぐらい・・・」って感じで食べてしまうことによるアレルギー症状がメインです。血管拡張作用のあるチョコレートケーキなんて最悪です。また、クリスマスの時期のケーキは大量に作られることもあり、1年で最も質が悪いと言われています。出来てから食べるまでに時間がかかりますし、日持ちを長くするために農薬を多く使った苺を使うこともあり、その結果腹痛・嘔吐・下痢といった消化器症状を来すこともあります。

 

ちょうど7月9日Lancet電子版に、小児食物アレルギーの総説が載っていましたので、一読をお勧めします(IgE-mediated food allergy in children)。

 

また、『クリスマスツリー症候群』なる病気まであるそうで、これは、モミの木の花粉やカビに対してのアレルギー症状なんだそうです。なかなかモミの木を使った本格的なクリスマスツリーに出会わない日本では、そんなに気にしなくてもいいのかな?

 

『クリスマス』=『お祭り!』『恋人たちの聖夜』みたいな構図のある日本でむしろ気にしなければいけないのが、この時期にかかるストレスです。英国バーミンガム大学のアナ・フィリップス博士によると「死別体験や失業中の人、病気を患っている人などにとって、クリスマスに伴う小さなストレスの蓄積はコルチゾールの上昇などホルモンバランスを崩す恐れがある」と報告しています(Christmas really can make you ill, leading academic warns)。商業的な観点からクリスマスが広がっていった日本では、ある意味仕方のないことかもしれませんが、少なくとも医療従事者は、こういったことにも配慮するべきかもしれませんね。

 

うだうだと書いてきましたが、今年も無事にクリスマスを迎えられたことに感謝です。素敵なクリスマスを(^-^)

 

May your Christmas be filled with peace and joy and happiness!

 

さんた

 

 

                       

Home > ブログ > クリスマス症候群?

メタ情報

Return to page top