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やっぱりバイタルサインでしょ!

今回のAカンファ、突然中止して申し訳ありませんでした。今年度最後だったんでやりたかったんですけどね〜。しかもバイタルサイン。情報が沢山詰まっている上に『安い』『早い』と、どこかの牛丼屋みたいなお手軽感(^^♪しかも、自分で勉強するとなると結構面倒だったり。来年度改めてやりますが、今回はポイントだけまとめておきますね。

 まずはその数字が何を表しているか意識する.収縮期血圧=進む圧力(末梢のどこまで届くか?) 、拡張期血圧=横(血管壁)への圧力、脈拍=末梢へ送る血液のvolume、呼吸=O2、CO2 、体温=生物活性の指標、尿量=酸の排泄:活動代謝物の酸を捨てる(PHを保つ).Volumeを保つ、意識=覚醒、認知
 脈拍は両側橈骨で回数や緊張度の左右差をみる.体温が0.55℃上がったら、心拍数は10回/分上がる(ただし、洞性頻脈の限界は150程度).リズムが不整なら、心尖部聴診で再評価
 large bounding pulsationの原因は発熱、貧血、甲状腺機能亢進症、大動脈弁逆流症、動静脈廔、動脈管開存症などの心拍出量の増加、末梢血管抵抗の減弱、またはその両方を伴った病態
 血圧は測定誤差をなくすため、正しい測定方法で3回以上測定する.急性疾患での低血圧は予後不良のサイン!両上肢の血圧格差は大動脈解離の他、鎖骨下動脈盗血症候群でもみられる.上下肢の血圧格差は下肢の慢性虚血や大動脈の狭窄を示唆する.脈圧が収縮期圧÷2よりも大きい場合、急性だったら心不全で、カテコラミンが多量に分泌されている可能性あり!
 起立試験(Shellong test)は積極的に行おう.20↓/10↓で陽性
 重篤な臓器障害(SAH、子癇発作、急性心不全、腎機能障害、高血圧性脳症など)がない“ただ血圧が高いだけ”なら基本的には降圧しない(無症状なら頼むから降圧しないでというスタディすらある).どうしても降圧する際は、拮抗薬がないので内服はペケ
収縮期血圧と脈拍数が逆転するのは1,000ml以上のvolume lossがあるとき!そうなる前に食い止めよう
 血圧が低ければ頭蓋内病変を否定できる?→事前確率にもよるが、収縮期血圧が90mmHg未満なら頭蓋内病変よりも全身検索を!170mmHg以上なら積極的に頭部CTをオーダー!
頭部外傷のみにショックなし!内臓損傷(肝臓、脾臓、大動脈)や骨盤骨折を考えること
 呼吸数は意識させると変わる場合あり、あくまでさりげなく.呼吸不全があれば、通常は深呼吸時のみで観察できる鎖骨上部の陥凹や、胸鎖乳突筋の鎖骨頭や胸骨頭がはっきり見られる.頻呼吸は、診断や予後予測にある程度有用
 『低血圧』+『意識障害』+『深く大きな呼吸』=代謝性アシドーシス?その他、甘い香り→DM性ケトアシドーシス、尿臭→腎不全、嫌気性臭→歯周炎、膿胸、肺膿瘍など嫌気性感染症
頭蓋内出血で片側の瞳孔散大→400ml以上の出血→脳幹圧迫!→呼吸停止?!
 直腸温は口腔温よりも0.4~0.5℃、口腔温は腋窩温よりも0.4~0.7℃高い.いくつかの例外(周期性好中球減少症、マラリア、ホジキンリンパ腫)を除いて、熱型は参考にならない.患者本人による発熱の自覚のほうが、医師による前額部の触診よりもいくぶん正確

バイタルサインを素早く解釈できるようになると、救急外来はもちろん、一般外来での“最初の一歩”が確実に速くなります。その一瞬の差が、患者様のその後を決めるかもしれません。研修中に身体に染み込ませましょうね(*´∀`*)

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